トップページ > マキコレ・ワインリスト > フランス:ラングドック > ドメーヌ・ドゥ・ラ・プローズ



モンペリエの西10キロほどのピニャン郊外の丘陵地にこのドメーヌはある。10年前からこの地に移り住み、ワイン造りをはじめた。最初はコーポラティヴにブドウを売っていたが、1995年に息子のベルトランがボルドーのC.F.P.P.A.(国立農業専門学校)を卒業し、ドメーヌに入ってから自分のところで瓶詰めをはじめた。ドメーヌの周りをぐるりと囲む広大なブドウ畑は、完璧なまでにその小さなキャラクターの違いまでも把握し、それぞれの畑にあった形で運営されている。あまりにも自然な農法なのでブドウの木には大量のエスカルゴが美味しそうに葉を食べているのが印象的、土壌もアルジロ・カルケール(石灰岩系粘土質)のため、力強くエレガントなブドウが出来、ミネラル分豊かで緻密でエレガントなワインになる。2001年のヴィンテージを持ち寄って、ラングドックの有名生産者たちと会食会をした際に、トップに立つ生産者たちが全員声をそろえて、今年(2001)はラ・プローズのグランキュヴェ・ルージュが一番だと素直に脱帽した。
それもその筈、サンジョルジュ・ドルクというアペラシオンはピック・サン・ルーと並び、そのテロワールからラングドックの中で最良テロワールとして古くから開墾されていた畑のため、非常に良質なブドウが出来る。