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今の当主ジェロームで4代目になるのだが、正式にはお父さんのミッシェル・ビヤー氏から100%ヴィニュロンになったので2代目。今から30年ほど前まではワインだけでは生活が成り立たないので、今聞いたら驚くような生産者でさえ乳牛を飼っていたり、シリアルなどを育てて生活をしていた。このドメーヌにもお父さんの代になるまでは3頭の牛がいたそうだ。トータルで16ヘクタールを所有しているが、自社瓶詰めワイン用は7ヘクタール半。残りは毎年決まったネゴシアンに売る用。畑の運営は1998年~2000年以降、全てビオロジック(有機栽培)、天然酵母を守りテロワールの特徴を大切にするため人や馬で雑草を取る。土を固めないよう最新式のキャタピラ式トラクターを導入し、ブルゴーニュでも話題になっている。ビオの畑はウサギが来て芽を食べてしまうので困っているが、農薬をふんだんに使って、ウサギも口にしないような木から出来るブドウで自分のワインを造るよりは少々食べられる方が安心だとのんびりしているジェローム氏である。